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まちづくりって?

2010.10.09.23:24

国立駅周辺まちづくりには、UDC(財団法人 都市づくりパブリックデザインセンター)が、
コンサルタントとして入っています。
8月の第一回まちづくり会議のときにも、議事要旨によればUDCの方が3名出席していました。

調べたらこのUDCがやっている、都市景観大賞美しいいまちなみ賞の平成18年度の優秀賞に、
国立市大学通り沿道地区が選ばれていました。
そういう縁があったのですね。
このときは、まだ、国立駅のあの赤い三角屋根の駅舎がありました。
受賞のときの写真には、駅舎が写っています。

そのUDCが、今回のまちづくり会議の事務局に入っていて、
学識の先生として、篠原修 政策学院大学教授や、東京大学の中井祐教授、羽藤英二准教授を引っ張って来たということのようです。
篠原先生、中井先生は、GSデザイン会議というのをやっていて、篠原先生が代表で、中井先生は幹事長です。
中井先生と羽藤先生は、同じ東大の工学系研究科社会基盤学専攻の先生ということです。

このGSデザイン会議とUDCの関係はよく分かりませんが、
ともかく、GSデザイン会議が、つまりは、篠原先生がこのグループの中心人物ということになると思います。
その篠原先生が、国立駅周辺まちづくり会議の会長を引き受けて下さったということになります。
だから安心ということはないのですが、国立駅周辺が、かつての輝きを取り戻すように?、
先生の力を借りつつ、すばらしいまちづくりを進めて行けるとよいと思います。

そこで、このGSデザイン会議なるものが何を考えているのかが大切ですね。
GSデザイン会議の出発点を表したと思われる本に、「グラウンドスケープ宣言」という本があります。
篠原先生と一緒にGSデザイン会議の代表を務める建築家で中井先生と同じ東大の土木(社会基盤学専攻)の内藤廣先生の監修です。
それで、私もこの本を読んでみました。
GSっていうのは、当然ですが、グループ・サウンズじゃなくて、
グラウンドスケープという造語の略だったんですね。
このグランドスケープじゃなくて、グランドスケープは、風景を意味する、ランドスケープと、
大地を意味するグラウンド(別にグランドでも日本語の意味としては同じでしょうが)とを合わせた言葉だと分かりました。
だから、何だかよく分からないですが、土木的な響きがあるんですね。
建築と土木とか、都市工学だとか、そういう垣根を越えて、昔の言葉だと学際的にということかもしれないけど、
ともかくトータル的なデザインをやって行こうと、非常に大雑把には理解しました。

例えば、土木にはデザインは要らないと理解されてきた歴史があって、
当然のことながら風景との調和というものがあるのであって、そこにはデザインが必要と考えるわけです。
ただ、これは当然昔はやっていたことで、借景というものが成り立つためには、
都市の設計にも庭園の設計にも、デザインはあったわけですね。
それが、近代科学技術の導入で、統合するものがなくなり、切れ切れになってしまったというのが、
実態だということになります。
何でも分解してアトムの方に持っていけば分かるという要素還元主義というやつですね。
だから、昔の方がよかった。
本の中で、中井先生が、宿毛の河戸堰の設計を自分でやっておいてなお、
昔の堰の方がよかったと述懐することになっています。
これを読むと、中井先生は本当に真面目な先生なんだなぁと思います。

普通、自分で設計すると内心は忸怩たる思いがあったとしても、
こうは書けないものです。

確かに、景観というのが一つのキーワードで、英語はランドスケープ(landscape)なのでしょう。
そうは言いたくなかった。
ランドって確かにかるっぽしいから、グラウンドと言ったほうが当然重くて、
大地に根ざした感じがする。
景観もちょっと軽い感じがしますね。
ともかく、そういう景観、風景という捉え方をすると、
それはよくも悪くも全体だから、要素還元的な考え方の欠点はすぐに見抜くことはできるでしょう。
ただ、それだけだと、これもよく言われる近代の視覚の優位というところからは逃れられない。
そこで、グラウンドです。
この言葉なら、そこに身を置くということが含まれるから、全てを包摂することができると考えた。
のでしょうか?

篠原先生もこの宣言に執筆して、若き人材への呼びかけを行なっています。
曰く、「先に情熱と持続力、それに加えて連帯への志向が条件であると述べた。職能は何でもよいと考える。」
「人のいうことを聞き、応じて自分のデザインを自在に変え、発展させる能力こそが求められているのだ。」
「心ある若者たちよ、我々の戦線に加わらんことを願う。」
と結ばれています。

となると、この職能集団たるGSデザイン会議とコラボレーション(協働)する市民も、
ほぼ同様のことが求められているのではないでしょうか。
職能の部分は、そこに住むという限りにおいてと考えてよいと思います。

最後に、この本にもちょっとだけ国立が顔を出します。
例のマンション問題の景観裁判です。
西村さんという都市計画家の方が、都市デザインの戦場の例として出しています。
結論としては、新しい公法ルールを作らなければならないという立場です。

突然のように、結論めいたことを書くならば、
まちづくりとは、共同生活の場を作ることだから、当然、連帯を志向しなければ、
話にならないし、
連帯を志向するには、つなぎとめる何かがなければならない。
それは、まず第一には、大地、ってところか。
これは駄洒落じゃあないですよ。
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