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第二回まち育て検討部会

2011.02.27.23:21

本日、2月27日(日)16時~19時過ぎまで、国立駅周辺まちづくり会議、第二回まち育て会議が
開催されました。
部会長の一橋大学、社会学専任講師の鈴木先生の司会で今日は、
3月17日(木)の第三回まちづくり会議に向けて、
3月13日(日)の第三回のまち育て検討部会でまち育て部会としての提案をまとめるということで、
そのまとめ方を巡って議論され、鈴木先生の提案で、
①人をつなぐ、②時間をつなぐ、③南北をつなぐ、という3つのテーマに沿って、3つの班に分かれて、
具体案を検討することに落ち着きました。
但し、この方針を取りまとめるために、1時間以上も会議を延長せねばなりませんでした。
やはり、時間がない中で、かなり大きな内容を取りまとめる必要があるため、
議論がまとまらなかったのだと思います。

今日は、日曜日の午後ということもあってか、傍聴者が少なかったのが残念でした。

3つの班は以下の通りでした。
①人をつなぐ:笠井、藤本、篠原、堂免
②時間をつなぐ:木島、中町、馬橋
③南北をつなぐ:五島、菱沼、赤松、橋本、久保田

・まず、鈴木先生が、第一回に模造紙にまとめられた内容全体を、
 委員の皆さんがどうそれをまとめるのかを聞き、先生がホワイトボードにまとめました。
・赤松さん、第一回のまとめは、不一致点が入っていないので不正確。不一致も入れて検討すべき。
 誰もが住みたくなるまちをめざす。清楚なまち。
 収入が200万以下の人が15%?いるのだから、市民を苦しめない、人民の民主主義を守る。
 このまちづくりに153億もかけるべきでない。
・木島さん、世代をつなぐ何か、開かれた一橋大、歩行者天国、シンボルとして駅舎がある。
 「国立のシンボルマークとして日本一のロータリーを生かした人と人をつなぎ、心と心をつなぐまち」
・中町さん、未来に向かって過去と現在がある。それを、分かりやすい言葉で、目に見える形にする。
・篠原さん、人が集う、バリアフリーで色々な人々が行き来するまち
・五島さん、進め方が分からない。出て来た言葉は以前から出てきている言葉。
 その全てを実現することはできないから、実際のものを作るには削る必要がある。
 どう削るのかが問題。やりたいことは十人十色。
・菱沼さん、チャレンジ、チャレンジ、チャレンジ。どこかぶっ飛んでいないとつまらない。
 ポテンシャルだらけで、アイデアの宝庫。
・堂免さん、使っていくうちに味が出る。
・藤本さん、最終的にできることが楽しくないとだめ。具体的な提案と判断が必要。
・笠井さん、暮らす人も訪れる人も楽しめるまち、人中心のコミュニティの再生。
 散歩コースなどのアイデア。人と人との自然な交流。人に対して車が遠慮するまち。
(ホワイトボードにはもう少しまともにまとめられていたかと思います。
メモが不十分で分かりにくいですね。)

<検討の方針>
⇒全体をひとつの方向へ、やりたいことを削らなくてもよい方向へまとめたい。(鈴木先生)
 議論のポイントは、「つなぐ」こと。①人、②時間、③南北
 世代、食い違いを越えて、排除しない。歴史を大切にし、未来につなげたい。
 北と南、ルートはあるが、発信していない。

3月13日次回検討部会で具体的な形にする。
それでは、余りにも時間がない。
過去において、アイデアは何度も出している。
例えば、過去でたアイデアの子育て支援は、
八王子でもJRの事業創造本部で、子育て支援をやっているなど周辺で具体化している。
→具体的な発想で積み上げて行くべき。

鈴木先生:議論のポイントの3つの観点でグループを作ってそれぞれまとめるのはどうか。
赤松さん、分け方が抽象的。全体でやった方がよいのでは。
藤本さん、高架下、駅舎、広場など場所でもっと具体的にやった方がよいのでは。
JRは、どうやって検討しているのか?JRとは違う立場で、一歩先をやる必要がある。
国立ででなければということがそれぞれの提案に必要。
赤松さん、大学通り、ハケ下の湧水、
ロータリーの中央島(アイランド)を歩行者天国で渡るようにする、散歩道にする。
これなら、お金をかけないでもできる。
菱沼さん、商業活性化、産業振興も必要。今日も商工関係者が来ていないのが問題。
南部については忘れてもよいのでは。商業観点からは市外から人を呼ぶことが大切。
笠井さん、商工会の人にも来てもらわないと。

木島さん、3月13日までにまとめるとして、何に使うのか。
鈴木さん、実際的な計画を作る。年度末の取りまとめ。方向付けレベルで仕方ない。
手続き的にずらすのは難しい。
門倉さん、①商業関係者への声掛けはずっとやっている。細かい状況は披露できない。
②3月末までというのは、連立事業H25年度に終わることに合わせて、事業展開として、
H26年度着手するため、時間がない。

篠原さん、3つに分けるとしても、全てバリアフリーの観点を入れて欲しい。
障害を持っている人もそこに行けることが大切で、ユニバーサルデザインが重要。
障害があっても、こうして頑張って出席して発言している。
こうできるようになったのもここ5・6年のこと。トイレをどう作りどう使うか。
ユニバーサルなものは、誰でも使っていいものだ。新国立駅のエレベータは、
車椅子でも使い易いように大きくしてもらって、みんなのためになっていると思う。
障害を持っている人の生活を知ってもらうことが大切。
また、その生活を支えるために作ったものを売る場所が駅周辺に欲しい。

木島さん、今だけでなく、文教地区のことなど、歴史を入れるべき。
赤松さん、3月末でまとめたいといのは分かるが、短い時間で大きなものをまとめるのは無理。
もっと時間的な余裕を取るべき。どうまとめるか大変。
鈴木さん、普通に考えれば具体的に検討すべきだが、時間的な問題もあり抽象的にならざるを得ない。
しかし、少しでも決め手行く、未来に向けて場所作り、仕組み作りで、いつかは必ず案を出す必要がある。
笠井さん、まずはやってみては。
菱沼さん、商業については、専門の人がいないので考えても仕方ないのでは。
中町さん、全てが商業に絡んでいる。外から人を呼ぶという観点も入れるべき。
短時間でどうやってやるかは?「ストーリー」を考えることが重要。
例えば、前回の椅子作りの話などいい例だ。
鈴木さん、人をつなぐ点で、排除しない/集めるの二点は、両立しがたいところがあり分けて考えるべき。
排除しない仕組みづくりが大切。

①~③の3つのグループで検討するとすると、各人に挙手で希望を聞いた。
①人をつなぐ:笠井、藤本、篠原、堂免、中町
②時間をつなぐ:木島、馬橋
③南北をつなぐ:菱沼、赤松、橋本、久保田
五島さんだけ、保留したので、鈴木さんが五島さんに振った。

五島さん、ここで、具体的に改札と3・4・10のガードの間に何を入れるのか考えるのか?
そういう話をした方がよい。時間的に優先順位があるはずだ。ハードの話をする。
そこにソフトも自ずと入ってくる。
中島さん、対象としては、高架下、複合施設、南北の広場、回遊性のある駅周辺全体について、
補助金の申請が必要なので、方向性を出して欲しい。
JRには関係なく、目処をつける内容。
鈴木さん、抽象的にコンセプトをまず作る。場所で分けると全体に戻る必要がある。
中町さん、部分部分でやるべきではない。篠原さんの、売るところを作るということが重要。
橋本さん、交通部会との区分けは?ダブル部分はあるだろう。
中島さん、3・4・10について、作る/作らないという議論ではない。
南北の広場をどうするか考えて欲しい。
赤松さん、広場と3・4・10は不可分で、あらゆる問題が入って来る。
(一つのことが)全部にかかわってくる。
木島さん、何を目的に検討するのか明確にして欲しい。説明をもっと分かり易く。
そうでないと疑心暗鬼になる。今の計画が前提ではないはずだ。
中島さん、JRが検討を進めており、東側の高架下の暫定利用が始まる、ゾーニングをJRとやっている。
だから、高架下とその周辺との機能連携は当然考えるべき。
基本計画は前提であるが、今回のアウトプットはカチッとしたものでなくともよい。
五島さん、改札からガード下は、基本計画では賑わい機能と決まっているハズ。それをもっと、
具体的にするのが今回の目的。市が設置できるものは、公共施設。
中島さん、来年度一杯で結論。今回は、部分的にまちづくり会議に提案して、
まちづくり会議で、合意形成。
鈴木さん、アウトプットのイメージは、その(基本計画の)範囲に限られないと考える。
これまで決めたことがどれだけ生かされるか。部会間での調整は必要。
3月13日に向けて、やるということをコミットして頂きたい。
赤松さん、基本計画にしばられないと考える。もっとよいアイデアが出る可能性はある。

鈴木さん、五島さん、この枠組みでもよいか?他の人は、そのグループを選んだ理由をお願いします。
五島さん、北と南がよく分からない。何をそこで言ったらよいのか?
堂免さん、学生と市民の交流について意見したい。
藤本さん、商業の開発に興味があり、人をつなぐ仕掛けがしたい。
笠井さん、人の多様性があり、そこに関心がある。
中町さん、人をつなぐことが基本で、時間にしても結局は(世代を超えて)人をつなぐことになる。
どこでも同じだが、基本を考えると「人」だから、人にした。
篠原さん、「人」が大切。

バランスも考えて、五島さんが南北に、中町さんが時間のグループに移動。

3月13日(日)13:30~ NTTのコミュニティスペースで第三回の検討部会。
そのときまでに、具体的なコンセプトを出す。
高架下、広場、公共用地の使い方は宿題。
言葉レベルでよい。

13日までに各グループで議論してまとめる。13日の前半もまとめに使う。
5日(土)13:30~ ①、②グループ、市役所会議室にて。
10日(木)18:30~ ③グループ、市役所第三会議室にて。
事務局もこの打ち合わせを資料の準備などでサポートする。

(関)
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第一回まち育て検討部会報告

2011.02.27.20:41

本日、2月27日(日)16時から、国立駅周辺まちづくり会議の第二回のまち育て検討部会が、
開催されました。

今日の資料として、1月27日に開催された前回の第一回の報告がありましたので、
ここで紹介します。
ちょっとみにくいとは思いますが、
いずれ、市のホームページに掲載されると思いますので、
掲載されましたら、そちら見ていただければと思います。

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さて、1月27日の資料は、国立市のホームページに掲載されていますので、
そちらをご覧下さい。

しかし、そこに掲載されている資料の中には、当日、事務局から話された内容が一部抜けています。
それは、非常に基本的な話で、これまでの経緯です。
この経緯の話がいつもきちんとされておらず、何が決まっていて、
何がこれから決めなければならないことなのかが、市からの話には抜けていることが多いのです。
そうやって、故意に曖昧に放置されているかのようです。
確かに、市民に周知徹底することは難しいとは思いますが、
もっともっと、何が決まっていて、何をこれから明確にしなければならないのか、
市民に広報して欲しいと思います。

平成21年11月に基本計画が策定され、現在はこれから実施設計を行なっていく段階。
まちづくり会議は、交通、まち育て、景観の3つの部会に分かれて検討を進める。
交通は既に立ち上がっており、まち育てが今回で立ち上がる。
景観については、来年度以降となる。
平成23年度 基本計画の実施計画の案作り
平成24年度 交付金申請
平成25年度 高架(連続立体)事業終了
平成27年度 南口公共用地買戻し、駅舎復原
~平成32年度 完了

①旧駅舎 復原は決まっている      → どう使うのかを決める
②高架下 2500㎡は国立市が使える  → どう使うのかを決める
③南口公共用地 買い戻す・公共施設設置 → どう使うのかを決める
④3・4・10号 H23年に認可・都の街路事業
⑤駅前広場 北口は都市計画変更要    → 南北合わせてどう使うのかを決める

JR東日本では、中央線ラインモール構想を検討しています。
そんな話もありました。

ここで脱線ですが、JRに勝手に計画されるだけでは、本当によいまちはできないでしょう。
やはり、地元の意向がJRにとっても大切なはずです。

「武蔵野三原色」と私たちは呼んでいるのですが、たとえば武蔵境~東小金井エリアは公園を中心とした緑が多いので緑ゾーン、東小金井~武蔵小金井は玉川上水など水にゆかりがあるので“水”ゾーン、国立~立川は地層やレンガ、大地を思わせる“土”ゾーンとし、それぞれのエリアでこれらをイメージさせるような設計をしたいと考えています」と熊谷は語る。

JRのホームページには上記のようなことが書いてありますが、
国立にも水が欲しいし、円形公園の中には、知られていないけれども、池があるわけです。
だからこそ、国立市としても、国立市としてはこうしたいということを、
早く具体化してJRとも協議して行く必要があるのです。

ワールドカフェ形式で、8つぐらいのテーブルに分かれてまちづくりの基本的な方向性について、
議論しました。
その内容については、今日配られた資料にあった通りだです。

しかし、ここで議論されたような内容は、これまでも色々な形で、議論されてきた内容です。
それが蓄積されていないことが問題ではないかという指摘が、会議の中でもありました。
例えば、都市マスの議論や、基本計画案を作った国立駅周辺まちづくり推進協議会でも、
議論されてきたことです。
それでも、まあ、参加するメンバーが変わると、
どうしても最初から議論しなければならない部分もあるとは思います。
先行する議論については、基本計画の中に反映されているべきなんですが、
もちろん反映されてはいても、そこで出た議論・具体案のいちいちまでは、
基本計画には入っていないので、過去出ていながらも計画の文言には入っていない内容について、
整理したものがあると議論を進める上で、
よい促進剤というか触媒のような役目を果たせるのではないかと思います。
事務局にはその点で、もっと努力していただきたいと思います。

(関)

「旧国立駅舎と駅前広場」(番外編)

2011.02.15.00:53

白井先生の今回の講演会は、くにたち福祉会館4階の大ホールで行なわれました。
当日は、そのホールの三方の壁面に、旧国立駅舎の写真や絵画や、模型などが、
ところ狭しと展示されていました。
また、ホール外の壁面にも油絵が何点も掲げられていました。

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どうせなら、パプリカで集めたアイデア作品も展示すべきでした。
これは、本当にうまく連携できておらず、失敗でした。
今回のこの展示は、市役所の国立駅周辺まちづくり推進室の職員の方々の力があって、
集まったものと思います。
ありがとうございました。
やれば、もっと集まるのではないかと思います。

IMG_0573.jpg

サインがあって、?島浩と読めます。

IMG_0574.jpg
下の紙には、以下のようなキャプションが添えられておりました。

国立駅と大学通り 残したい国立市のシンボル
 この写真は1989年に撮ったもので、あの美しい駅舎に
覆い被さる様に聳え建つマンション群の姿は見えない。
 そして現在はこの駅舎の存在は市民の心ある人たちに惜し
まれながら消え去り、近隣駅と同じ様な個性のない唯の
高架駅がそこにあるだけで、この三角屋根のない大学通
りは市民の誇りまで奪ってしまった・・・・・・。
 鉄道の駅を始め都市に建つ、さまざまな施設は、風景として
演出された時、はじめて文化の香りを放つものだと思う。

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桜の向こうの国立駅と同じサインがあり、?島浩さんの作品のようです。
多摩信のギャラリー辺りから撮ったものでしょうか。

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2006年 国立駅誕生80周年記念の垂れ幕に乗降客も注目、とあります。

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国立駅 2006・10・8 さよなら三角駅舎
最後の日
撮影/飯島 浩
 三角屋根駅舎の全景を望むことが出来るのは
今日が最後の日だと、市民を始め近隣の人々までが
カメラを向けて易者の映像をしっかり収め、駅舎を
バックに記念写真を撮ったり、又カメラを持たない
人達は自分の脳裏にしっかり焼き付けて置こうと、
しばしの間立ち止まり感慨深そうにジッと見続けて
いた。そして別れを惜しむ人の波は入れ替わり、立ち
替わり今日一日中、遅くまで続くことだろう。
 さようなら三角駅舎、いつの日か又、まみえん。

つづく。

「旧国立駅舎と駅前広場」(その4)

2011.02.14.00:07

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4.おわりに―国立駅前広場に何を求めるか
①国立駅前広場の機能
 ・誰にとっての広場か→市民にとっての広場
 ・人と車の共存
②国立駅前広場の質的向上
 先に見てきたように、広場だけでは、広場は成り立たない。周りの商業施設などが、
 広場の性格を決めます。
 国立の場合は、駅舎が復原されないと、国立らしい広場にはなりません。
 ・広場の多目的利用
 ・広場周辺環境の整備
  →周辺の建物、駅舎以外の3面の建物をどうするのか、これらは永遠ではないので、
   100年~200年先を考えると、広場のデザインのために規制をかけてもよい。
   審査するぐらいで質が向上する。
③広場と大学通りの連続性
 ・一体的景観の整備
 ・個性的な商業空間の形成
  デザインが虫食い状態で、訳が分からないような形ではだめ。
  あれだけの通りがあって、パリのシャゼリゼ大通りに匹敵する、全国から人が来る
  ようにできる。そのために、商業空間の形成が重要。

IMG_0568.jpg

<試案>
 駅前広場のバス等は、地下に持っていたっらどうか。
 線路の南北の通路は、広場の右の通路で確保する。
 もっと先の100年後の国立駅を考えるなら、国立―谷保間の大学通りに地下鉄を通す。
 そのぐらいできるし、その上で、商業施設を誘致する。
 そのぐらいの夢があってもいい。
 強い意志を持って、何年、何十年の計画でもいいから理想の駅前広場を作って行って欲しい。
IMG_0569.jpg

5.質疑応答
Q.交通の問題を世界ではどういう処理がされているのか。
A.ヨーロッパでは、中央駅では、駅前は交通広場になっているが、
  小さな駅では、駅前広場が市民に解放されている。
Q.ロータリー、交通安全の意味でどうなのか。
A.車は地下にし、前面の道路(富士見通りと旭通り、大学通りのT字路)で、
  通過交通を処理・コントロールすれば十分安全ではないか。

Q.景観形成で、建物の制限はどうすれば可能か
A.パリやローマでは、都市景観の保持を条例で、色も含めてやっている。
  市として、目標を定めて趣旨を多くの市民に理解してもらうことが大切。

Q.図2-2の緑地帯案をやめた理由は。
A.想像ですが、もっと空地を多く確保したかったのではないか。

Q.駅前から車を排除するにはどうすればよいか
A.迂回道路を作る案と、ヨーロッパで行なわれているようなツァーリズムで、
  シャットアウトすることもやってできないことはない。
  後者は、非日常的なものなので、日常が不便になるので難しいところがある。

Q.昔住んでいた、大津には立派な駅前広場があり、そこで遊んで育った。
  しかし今は人が少なく、タクシー・バスの通り道になってしまい、交流の場として、
  機能していない。かつての潤いをどのように確保するのがよいのか。
A.建築家のル・コルビュジェが都市には光・水・空気が必要と言っている。
  羽村に住んでいるが、休日になると奥多摩の山に行く人々が多いの驚かされる。
  潤いを求めて行くのだろう。広場がそういう安らげる空間になる。
  ポケットパークのような小さなものでは不足。
  交流イベントができる、ヨーロッパの日曜でもないのにパフォーマンスをやっているような、
  そんな場があっていい。

Q.秋葉原で歩行者天国が復活したが、パフォーマンスをやってはいけないことになっている。
A.それはおかしい。パフォーマンスのない歩行天はおかしい。
  交流の場を提供することが重要。

Q.国立は文化都市として作られたが・・・。
A.学園都市としては、早稲田と高田の馬場の関係がよい。
  あのような車の規制をやってもよいのではないか。

Q.駅舎を復原するに際して、文化財の制約があるので、レプリカで十分という意見もあるが。
A.オーセンティシティ(真実性)が大切であり、それが文化。
  マテリアル(素材)が大切。木造の必然性がある。
  火で燃えることが心配されるが、着火点は高い。
  駅舎から出荷しない限り大丈夫。カーテンやコード等の燃える要素がなければ、
  防災的な手当てをすれば、問題とはならない。

以上

「旧国立駅舎と駅前広場」(その3)

2011.02.13.22:08

2.国立駅前広場の誕生

①展望台の案、植栽あり、高さ6尺(1.8メートル)
 当初の設計図です。
 駅前に立ったときに通りが見えないのがネックで、没になったのかもしれません。

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②緑地帯の案
 現在も緑地帯はあるが、これほどの厚みではなく、薄く縮小されて、実現されている。
 真ん中に噴水があります。

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③国立大学町
 国立大学町の分譲地図ですが、広場に「噴水」と書いてある。
 当時、これだけの広場を確保したところが、この大学町の見識。

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 写真2-1は、当時の空撮写真。四角と円からなるこの駅前広場のこの構造は、
 四角が領域で、円が構築物を表していて、崩してはいけないもの。
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 写真2-2は、兼松講堂の空撮写真。
 これだけの森があった。
 短期的な視点だけでなく、100年後を考える必要がある。
 三角屋根がないと、まちの基本構造、アイデンティティが失われると考えた方がよい。
 100年~200年先を考えて、歴史性を残すことが大切で、
 ヨーロッパではそういう考え方があるが、日本ではすぐに壊すことになるのが残念です。

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 写真2-3、開業当時の国立駅前広場
 当時の象徴的な写真。明らかに国立の市民のための広場。
 水禽舎があることも、それを売ら付けている。
 戦後、市民のものから、車に乗っ取られたが、原点は、ここにある。
 これをちゃんと記憶すべき。

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 写真2-4、水禽者の前にベンチがあるが、ベンチが水禽舎の方を向いている。
 当然、水禽舎を眺めることを想定してのもの。

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 写真2-6、現在の国立駅前広場。
 孤立する円形公園。通常は、入れない。
 ここで、円形公園に入ったことある人に挙手して頂いたが、
 半数までは行かなかったが、かなりの人が挙手した。
 ここは、ちょっと思い入れの深い、特別な人が集まっているのかもしれませんね。
 普通は、とても渡れません。(現状は、立ち入り禁止の札が立っている。)
 駅前広場が、完全に交通だけに使われてしまって、円形公園は、風景としてしか、
 機能していない。
 モータリゼーションによって、当時のイメージが一変されてしまった。
 旧駅舎が復原されなかったら、これが固定化されてしまう。
 それがいいことなのか?

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3.「夢のくにたち広場」アイデアコンテスト
昨年の11月27日に、駅周辺まちづくり市民会議パプリカの主催で、
このアイデアコンテストが開かれ、審査委員を務めました。
応募要項は、
「こんな広場だったら楽しい、こんな広場だったらうれしい、
あなたの夢やアイデアも、自由に描いてみませんか。」
というものでした。
応募された作品には、文章もあったが、やはりイメージが伝わり易いためか、
絵に描かれたものが選考されました。

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審査は、公民館で行なわれ、最終的に大学通りのテントの中で行なわれました。
これが審査風景です。

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「夢のくにたち広場」大賞の作品。作品15番です。
駅前広場の全体の雰囲気やイメージがよく描かれています。
JR他の交通、建物、池に、この真ん中のは怪獣でしょうか。
広場での思い思いの市民生活が描かれているのがよいと評価されました。
お茶や、紙芝居、歩いている恋人同士や、団欒する家族など。

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「未来の広場賞」:作品番号19番
全部を芝生にしてしまうという作品で、車はどうなるのか、通りも芝生です。
描いてありませんが、車は地下かもしれませんね。

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「ゆかいな広場賞」:作品番号4番
円形公園が舞台となって、薪能や、オペラ、吹奏楽をやるというものです。
交通規制をどうするのか、バス停はあるので、共存して行こうというものです。

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「にぎわい広場賞」:作品番号12番
小学校低学年かもしかしたら幼稚園の女の子でした。
絵の才能もありますね。

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「市民の選んだ広場賞」:作品番号4・15・17番
当日、まちを行く市民の方々に、投票して選んでもらったもので、
4番、15番は、「ゆかいな広場賞」「未来の広場賞」と重複していました。
17番は、「くにたちノスタルジー」で、カーニバルをやろうというもので、
メリーゴーランドになっています。

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これは、駅前広場を公園にして解放するもの、

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市場にするもの、

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この田んぼにするものは、ギャップがすごいおもしろいですね。

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南北を一体化するというのも、JRがこの辺りの機能を組み込んでいるのか聞いていませんが、
当然、一体的に考えるべきですね。

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翌日の11月28日(日)に開催された「国立駅周辺まちづくりシンポジウム」の会場
「国立市芸術小ホール」にて主な作品を展示した。

このパプリカのホームページにも一同に作品を掲示予定です。

<続く>

「旧国立駅舎と駅前広場」(その2)

2011.02.13.17:02

1月30日の白井先生のご講演の内容を、レジュメに沿って再構成しました。
先日の内容に重複する部分もありますが、最初から記述します。

講演の目次です。

IMG_0004_1.jpg

1.広場について

IMG_0004_2.jpg

広場の定義としては、「都市の中の教会前広場や駅前広場などの物理的な空間」ということで、
これは、現状のインターネット上の仮想空間にも「広場」が形成されていますが、
そうではなくて、ここでは物理的な空間のことを指します。

ヨーロッパでは、古代ギリシアのアゴラのように、都市に配置された広場が、当初よりあったが、
日本はそれとは異なり、鎮守の杜のような形で、儀式的空間が神社に付随していた。
つまり、都市の中の空地としての広場に対して、日本の村の鎮守の杜が対応するかもしれないが、
これらは、随分と性格の異なったものだった。

古代ローマでは、都市全体が城壁で囲まれた城であって、あまり緑を植えずに、
その中に建物が密集しており、その代わりに街に広場が設けられ、
郊外には、広々とした緑のあるヴィラがあった。

ヨーロッパでは、都市住居が密集化しており、教会や宮殿、市場などの前に、一定の空地を確保し、
政治的に重要な儀式を行なったり、コミュニティの中心的機能を持たせた事例が見られ、
現在でも祭事のほか、民間の各種イベントにも使われていることが多い。

IMG_0005_1.jpg

日本における広場の定義を国交省の定義などを参考に考える。
国交省なので非常に堅い定義です。
配置について①~④があるが、国立については、④に当てはまり、
「都市の象徴または記念の目的に供する場所あるいは都市景観の向上に著しい効果が認められる場所」
と言える。

IMG_0005_2.jpg

機能としては、ヨーロッパでは市民集会、政治儀式の場として、使われてきた。
もう一つ、交通広場という機能があり、交通の結節点として、JR、バス、幹線街路などの、
異種交通間の連絡機能があります。
現状の国立駅前広場もこれですが、これでだけいいのか?

IMG_0006_1.jpg

駅前広場は、道路に付随する交通広場という位置づけの都市施設。
日本の駅前広場は、これに余りにも限定されている。
都市の顔としてのシンボル性、オープンスペースとしての役割が、もっと必要と思われる。

次に、広場の歴史的な類型です。

IMG_0006_2.jpg

IMG_0541.jpg

まず、古典的広場です。
これはギリシアのケラメイコスのアゴラ。
この図のように、左の丘にヘファイトスの丘があって、二方をストアに囲まれている。
広場には列柱が残されています。

IMG_0542.jpg

次は、古代ローマのトラヤヌス帝のフォルムです。
ローマは、紀元前に100万人の人口を数えまた大都市でした。
このフォルムの北側にはバシリカがあり、アウグスティヌスのフォルム、
カエサルのフォルムがこの様に複合しています。
この写真の奥の円形は、有名なコロセウムです。
広場自体が石でできていて、宮殿などと複合していたため、
ローマ人たちは、郊外の緑のあるヴィラ(別荘)を作っていました。

IMG_0543.jpg

第二に政治的広場。
中国の天安門広場です。これは、行った中でも一番広い広場で、
軍事パレードなどが行なわれ、天安門事件の舞台ともなった政治広場です。
毛沢東紀念堂などがあり、普段は、観光広場となっています。

IMG_0544.jpg
次は、フランスはパリのコンコルド広場です。
高いオリベスクが立っています。ナポレオンがエジプトから持ち帰ったものです。
オリベスクは、イギリスもアメリカもエジプトから略奪して行きました。
噴水があって西欧の典型的な広場の作りです。
ルイ16世がフンランス革命のときにここで処刑されました。

IMG_0545.jpg

教会前広場です。
イタリア・ローマ(バチカン)のサンピエトロ広場です。
バロックの広場で楕円形になっています。
遠近法を利用した作りで、広場に続く街路が奥に行くほど斜めに狭くなっていて、
錯視の効果で、奥行きが深く見えるように作られています。

IMG_0546.jpg

これもローマのスペイン広場です。
映画「ローマの休日」でオードリーヘップバーンが、ここでジェラートを食べたことで有名です。
階段がイベントで使われることが多いですが、
ヨーロッパではどこへ行っても、こういう広場でイベントがしょっちゅう行なわれています。

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次は、市庁舎前広場です。
これは、ウィーン市庁舎前の広場です。
ヨーロッパではどこにでも、この市庁舎前広場があります。
日本にはほとんどありません。都庁には、公園がありますが、
建物とこのような一体感がありません。
他の都道府県庁にもありませんね。

IMG_0548.jpg

ソウル市庁舎前広場です。
ワールドカップのときにここに大スクリーンが設置されて、熱狂的な応援が繰り広げられました。
赤いユニホームで染まりました。
イベントもよく行なわれており、デモも多く、多機能です。
凄くオープンな広場でよく行きます。

IMG_0549.jpg
IMG_0550.jpg

複合施設前広場です。
これは、ヴェネチアのサンマルコ広場で、1730年の絵画です。
ドゥカーレ宮殿(総督府、ゴシック様式)、サンマルコ寺院(ビザンチン様式)、
など歴史的な建築に囲まれています。
イベントではカーニバルが有名で、仮面で扮装してとても賑やかになります。
私の、最も好きな広場です。
空間の大きさ、建物のよさ、そして海に開かれているところがよいです。

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イギリス、ロンドンのトラファルガー広場です。
1805年のトラファルガーの海戦を記念して作られたもので、
ネルソン記念柱と噴水があり、交通広場にもなっていますが、
広場の内奥には車は入らないようになっています。

IMG_0552.jpg

商業施設前広場です。
これは、ロンドンのピカデリーサーカスで、
コベントリー・ストリートとリージェント・ストリートなどの通りが交差していて、
混雑する交通広場であり、周囲には商業施設が立ち並んでいます。

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米・ニューヨークのタイムズ・スクエアです。
巨大な広告塔、ネオンサインで有名ですね。
ブロードウェイの中心にあり、商業の中心地でもあります。

IMG_0554.jpg

最後に、日本の駅前広場です。
東京駅です。創建当時は、3階建てでしたが、戦災で焼けて、現在は二階建てになっています。
今、修復中で、当初のドームを復原して三階建てになります。
交通広場で、復原に合わせて、今後どうするのか注目しています。

新宿駅西口広場です。(ここには、スライドなし)
典型的な交通広場で、地下にちょっと申し訳程度の自由な空間があります。
かつては、コンサート等できたのですが、規制でできなくなりました。
行政が規制するとああなるという典型ですね。

IMG_0555.jpg

最後に、立川駅。
二階に人、一階が車で、中心は交通です。
最近はこういう立体で分けるのが非常に多いのですが、小さいですね。
多少のイベントが申し訳程度にできる空間があり、実際にイベントはやられています。

<続く>
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